毎年毎年「何をして時間を潰せばいいんだ……」と頭を抱えてしまうXデー、皆さんはどう過ごされていたのでしょうか

Xデー⇒X'mas


「好きでもない男性と無理やり一緒にいる」 
「教会のミサに参列する」
「部屋の中でテレビを観たりしてダラダラ過ごす」 
「クリスマスが関係ないイスラム教の国へ行く」
 
など色々なやり過ごし方があると思いますが、わたしは今年「チャリティーサンタ」というものに参加してきました 
 

チャリティーサンタとは何か
 

チャリティーサンタは家庭から預かった(玄関先とかに隠して置いてある)プレゼントを、親からではなくサンタからのプレゼントという体で子どもにサプライズで渡すボランティアのことで、普通の大学生や社会人(お爺さんもいた)がかなり本格的なサンタに扮して申し込んでくれた家に訪問します(コソコソ入るのではなく、ピンポンを押して入る)

そして各家庭からチャリティー金として頂く2000円を、世界の恵まれない子どもたちに寄付しているそうです(今年は福島や熊本の被災した子どもたちに対して支援するらしい)

santa1
↑かなり作り込まれた本格的な衣装で家庭を訪問します
 

リア充ウェイ系は意外といなかった


ボランティア募集の写真に大量のサンタクロースとサンタコスの女が写っていたので、『これに参加してる人たちって、絶対SNSにやたら「最高」ってワードを多用するタイプの大学生ばっかりだろうな~

と思っていたのですが、講習会に行ってみると大人しい系の社会人が多くて意外でした。参加者の女性に「リア充っぽい人いなくてよかった~」と話しかけたら、「リア充だったらクリスマスイブにこんなボランティアになんか参加しないと思う」と言われ、妙に納得しました。


女はサンタになれない


「サンタクロースが女性だったら子どもの夢を壊してしまう」という理由で女性は子どもたちに直接会えません。

では何をするかというと、スマホを持てない(街中でいじっているのを見られたら夢が壊れるから)サンタ役の男性に代わって電車の乗換を調べたり、訪問先の家庭とメールで連絡を取ったり、地図を開いてサンタを家まで案内したり、男性の分の貴重品を管理します。「サポートサンタ」という表現で呼ばれてはいますが、言い換えれば雑用係です。

この点について『少しクソつまらないな』と思ってしまいましたが、元々このボランティアに参加した理由が『負い目を感じずに外でサンタコスチュームを着てみたい』というやや不純な動機だったのでまあ別にいいです

santa2
↑Amazonで880円で買った衣装(男性は衣装の貸し出しがあるが、女性は自腹)。大抵半袖だったりスカートが短すぎたりする。もっと長めの丈のを買おうとしたら一瞬の差で売り切れてしまった。スピード勝負。

チャリティーサンタに参加してみてよかったところ

・マネージメントスキルが身につく


『サンタが悪い輩に絡まれてないか』
『ヒゲのせいで息苦しくないか』
『喉が渇いてるんじゃないか…』
『そろそろSuicaを渡すタイミングだな』
 
混雑したイブの日に電車でサンタと移動していると、VIPを護衛するSPや、人気芸能人のマネージャーになったかのような気分を味わえます(実際サンタクロースは世界的VIP)。

家庭へのメール送信などに忙しく眉間にシワを寄せてピリピリしたムードを漂わせてしまっていたので、途中から

「〇〇さん(パートナーの男性)は最高のサンタです」
「〇〇さんのサンタレベルは他のサンタよりもかなり高い位置にいます」 

と錦織を鼓舞する松岡修造のように励まし続けサンタモチベーションのアップを図ったところ、狙い通りすれ違う人に「メリークリスマス」を言う率が跳ね上がったのでマネージャーとしての成功を感じました


santa6



santa7


・全然知らない人に手を振ったり話しかけたりできる(触れ合える)
 

普段の状態で知らない人にいきなり手を振るとすぐに目を逸らされ下を向かれてしまいますが、サンタコスをしてサンタクロースと一緒に歩いていると堂々と手を振れるし、「メリークリスマス」と声をかけても変に思われません。しかもとっても嬉しそうにしてくれるので、こちらもそれを見て更に嬉しくなります。

電車の中にいるカップルが『あの人たち何してるんだろう』という感じでこちらを見ていたので手を振ると、本当に嬉しそうに手を振り返してくれました。

チャリティーサンタをやっている時にカップルを見ても『羨ましい』という感情が湧かず『幸せになってね』としか思わなくなるというのは大きな発見でした。

小さな子どもも寄って来てくれるので『寄ってきた!子どもが!寄ってきた!』と喜びながらアメや風船を惜しみなく与えました。蛇のような目つきをしているので普段なら絶対懐いてくれない子どもとも交流できてよかったです

渋谷ではハイテンションな外国人がサンタとハイタッチしていて、『これがウワサの渋谷ハイタッチか』と感慨にふけったりもできます
santa5
↑こういう反応のおばさんいて『かわいい』って思った


・この世は悪い人ばかりではなかったのだと気づける


毎日毎日インターネットで人々が互いの足を引っ張ったりする様子を眺めていると『日本にはもう心の綺麗な人が一人もいなくなってしまったんだ』という気持ちになるけれど、

サンタクロースを見て純粋に嬉しそうな顔をしている人、子どものためにサンタを呼んであげたり我々ボランティアに優しいお手紙を書いてくれる親御さん、この活動を成功させようとめちゃめちゃ頑張っている運営の人たちを見ていると『優しさを忘れてない人もまだいるんだな』と気づけます

santa4
↑クリスマスも演説に精を出すマック赤坂氏


チャリティーサンタはまだまだボランティアの数が足りておらず、せっかく申し込んでくれたのに訪問を断らざるを得ない家庭もあるそうなので、『クリスマスイブ、このまま待っていても多分何も無さそうだな・・・』という人は参加してみるといいと思います。

パートナーのいない人を無理やり集めて適当なパーチーを開くのとはまた違った、良い思い出が出来るかもしれません……